今回ご紹介させて頂きます内容は、業務で活用しているタブレットのメリット・デメリット
そして、データコレクタを活用する際のメリット・デメリットをご紹介します。
”前書き”
最近は、様々なケースでタブレットが活躍する場面が増えてきました。
弊社独自の高速開発ツールを使いアプリケーションを開発して、タブレットを利用して
作業記録、棚卸しなどの用途に役立ててきました。
しかし、ある一定のケースではこの流行りのタブレットが利用できない事情があり
導入ができませんでした。
福祉施設や医療施設、水を使う現場、汚れがともなう現場、充電するタイミングが確保できない現場などは
なかなか導入ができない環境でした。
そこでいろいろ知恵を絞った結果、棚卸しやせどりでよく目にする
データコレクタをタブレットの代わりに使えないか試して見る事にしました。
”タブレットのメリット”
・最新のマスタデータが利用できる
・ノートパソコンと比べて、タッチパネルなので、操作が簡単
・最新のデータが更新できる
”タブレットのデメリット”
・操作時、両手が塞がれてします
・床に落とした場合、壊れやすい
・定期的にバッテリの充電、交換が必要
次にデータコレクタのメリット・デメリットについてご紹介します。
”データコレクタのメリット”
・親指くらいのサイズなので、ポケットにはいる
・一回の充電で長時間使う事が可能
・紙のバーコードリストやファイル、商品や工具、部屋や棚などの様々なところにバーコードラベルを貼って運用ができる
・操作時両手が塞がれにくい
・床に落としてもほとんど壊れない
・一台あたりの単価が安い
”データコレクタのデメリット”
・最新のマスタデータを利用するにはマスタ更新が必要
・最新のデータを利用するには更新が必要
・以上の条件を考慮しながら、アプリケーションとデータコレクタをセットで使う
システム構築をお客様より要望があり、実際に構築してみました。
大きくこの3つの仕組みが必要になります。
- データコレクタが読み込むためのバーコード、QRコードを印刷するアプリケーション
- データコレクタで読み込んだバーコード、QRコードデータをパソコン側で保存するアプリケーション
- パソコンなどに保存したデータを解析、計算、検索するためのアプリケーション
”3つの仕組みを解説”
バーコード、QRコードを印刷するアプリケーションを自社ツールで開発して
自由にサイズ、レイアウト、改ページなどを調節できるようにしました。
データコレクタに保存されたバーコード、QRコードデータをUSB、Bluetooth経由で読み込み
各テーブルに保存するアプリケーションを自社ツールで開発しました。
もし、データを解析するために別の離れた場所にサーバーがある場合もデータの送信する機能も付けることは可能です。
データを解析するサーバー用のアプリケーションを同様に自社ツールで開発。
必要に応じてCSVでエクスポートしたり、webAPIを通じて別のサーバーに送信、受信する仕組み、
さらには、BIツールなどを使い視覚的にデータを表示させる仕組み、外部からクラウドサービスを使い、
タブレットなどから閲覧できるための仕組みを組み込むことも可能です。
”今回使用したデータコレクタ”
今回の開発で使用したデータコレクタはユニテック社のMS912という小さくて軽く、プラスチック製のものです。
気になった点は2つあり、
・時計と比較して内臓時計が少しズレやすい感じがある
・その場合はバーコードスキャンにより再設定が必要
”まとめ”
今回、構築したシステムで実際に紙のバーコードリストやファイル、商品や工具、部屋や棚などの
様々なところにバーコードラベルを貼って運用してみました。
結果として、まず現場からは大変好印象でした。
お客様の実際の声を聞いてみると、”タブレットより扱いが楽、落としても平気、水まわりに近いところでも気にしなくて済む、
スキャンに慣れてくると1スキャン1秒程度のペースで読み取れる、タブレットより読み取りスピードが早い” など
基本的にタブレットには戻りたくないなどの高評価でした!
Android、ipad、windowsタブレットなど様々なものが出回っていますが、改めて単に時流に乗れば、
システム構築としては成功ととらえるのではなく、ユーザーのニーズをしっかりと把握して、
時には古いテクノロジーでも、仕組みを変えていけば最新のものよりも有効に使える事もあると痛感しました。
これにより、自宅、店舗、事務所などにとどまらず、様々な場所で活躍させることが可能です。
用途としては、作業記録、棚卸し、販売管理など様々なシーンで活用が期待できます。
もし、このデータコレクタの可能性に興味をもたれた方は気軽にご相談ください!!
お問合せはお電話でも承っております↓
TEL:058-383-2295
現在は、リモート会議も可能です。(使用ツール:Teams、zoomなど)
次回は今回採用したユニテック社のMS912について、深く考察して、解説させていただく予定です。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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